下剤の副作用

下剤の副作用でナトリウム不足に陥ることも

塩は、ナトリウムと塩素でできています。

塩が水に溶けると、ナトリウムと塩素のイオンになって解けるのですが、
このナトリウムは、人間にとっても非常に重要なミネラルです。

そもそも、すべての生き物は海から生まれたので、ナトリウムは
生きるうえでなくてはならないものなのですね。

さて、このナトリウムなのですが、下剤を使いすぎると、
身体から排出される量が多くなることがあります。

その不足するナトリウムを補うために、食物から、今まで以上に
ナトリウムを吸収して、バランスを保ちます。

ここまでは、特に問題はないのですが、下剤を止めると何が
起きるでしょうか?

身体は、ナトリウム不足の状態が長く続いていたので、
今までと同じようにナトリウムを吸収します。

そうすると、今度は、ナトリウムが体内に多くなりすぎて
それをさらに薄めようとして水分も多く取り入れます。

その結果、むくみになるのです。

これが、表面に見える変化なので、下剤を止めるとむくみが
ひどくなるということで、下剤が止められなくなるのです。

本当の原因は下剤を飲み続けたことで起きているのですが、
下剤を止めると目に見える変化が起きるので、やっかいですね。

下剤の副作用は?

薬は、効果があれば、デメリットもあります。そう、副作用ですね。
下剤の副作用についてみてみましょう。


下剤の副作用として、一番大きいのは、常習性です。

大腸は、本来、身体の基本機能として活動しています。
それを、薬で刺激して、活発に動かそうとするのですから、だんだん、その刺激になれてしまいます。

そうすると、下剤を使わないと排便できなくなり、さらに、薬への耐性ができてくることで、より強い下剤でないと効かなくなってきます。

下剤の成分によっては、腸に負担がかかって、炎症を起こしたり、薬の成分を排泄するためにすい臓などに負担をかけてしまうことにもなります。

排便を強制的に起こすことで、身体に必要なミネラルが十分に吸収されず、倦怠感やむくみ、より便秘がひどくなるといったことも起きてきます。

こうなってくると、なんのために下剤を使っているのか分からなくなりますよね。


そもそも、腸に特に異常がないのに、便秘になるというのは、食生活や生活リズム、あるいは、精神的なストレスなど、他に原因がある場合がほとんどです。

そういう原因を改善することなく、下剤に頼っていると、生活習慣病になってしまったり、腸への刺激に慣れてしまうことで、大腸ガンの予兆など、腸の病気のサインを見逃してしまうこともあります。

ともかく、頼りすぎると、危険なことは多いですよ。

タグ